月別アーカイブ: 2022年4月

バックアップといふものしてみむとて、するなり

 一年半前に組んだ自作PCでは今までバックアップをしてきませんでした。
基本的にデータはNASに保存しているので後回しで良いかな~と思ってましたが、一年半も使っているとローカルのデータも増えてきたのでそろそろバックアップをすることにしました。

 まずはOSの標準機能を試そうと思いましたが、Windows 11の設定にはOneDriveの同期しか見つからなかったので断念。(※)
QNAP製NASを使っており、純正でNetBak Replicatorというバックアップアプリが公開されているので試してみましたが、機能やUIが微妙だったので断念。
最終的に定番アプリのBunBackupを使うことにしました。
おっさんになったせいか最近はこだわりが減り、あまりOSのカスタマイズもしていないので、システム丸ごとのバックアップは不要という判断です。

 ちなみに、自作PCをメインにする前はMacBook ProがメインだったのでバックアップはTimeMachineで行っていました。
WindowsにもTimeMachineのようなバックアップ機能が欲しいですね。

※今調べたらコントロールパネルの方からファイル履歴の設定ができるようなので、機会があれば試してみたい

NASとPC間の通信を高速化してみた

 4年前に購入したQNAPのNAS TS-453BeとPCにQNA-UC5G1Tを接続し、NASとPCを直結することにより通信を高速化してみました。
QNA-UC5G1TはUSB 3.0接続の5Gbps LANアダプターです。
(厳密にはUSB 3.0接続なので、理論値で4Gbpsっぽい)
NASにはSSDも搭載していますが、基本的にはHDDなので、通信速度が1Gbpsから5Gbpsになったところであまりメリットがないため今まで1Gbps接続でしたが、気が向いたので5Gbps化してみました。

 LANケーブルは長さがちょうどいいものがなく、Cat.6(カテゴリ6)のケーブルを購入しました。
Cat.5e(カテゴリ5e)ケーブルの最大速度は規格上1Gbpsのようですが、調べてみると2.5Gbpsまで行ける説、5Gbpsまで行ける説、10Gbpsまで行ける説があり、気になったのでCat.5eのケーブルでも速度を計測してみました。
(間違いありましたら指摘いただけると嬉しいです)

 以下、CrystalDiskMarkで速度計測した結果です。

1Gbps HDD

1Gbps SSD
5Gbps HDD(Cat.6ケーブル)

5Gbps SSD(Cat.6ケーブル)
5Gbps HDD(Cat.5eケーブル)

5Gbps SSD(Cat.5eケーブル)

 1Gbps接続から5Gbps接続にすることで、最大で4倍近く速くなりました。
前述のようにUSB 3.0接続のため実質4Gbps接続と考えると、まずまずの結果ではないでしょうか。
HDDのReadがSSD並に速いのはあり得ないと思うので、キャッシュか何かの気がします。
多分Writeと同程度だと思うので、NASのストレージがHDDのみの場合は1Gbpsで十分そうです。
SSDはまだLANがボトルネックになっていそうですが、SATA3接続(6Gbps)のものなので、SSD自身の上限も近いです。
NVMe接続のSSDを使用しているのでなければ、10Gbps接続にしても(費用のわりに)嬉しくなさそう…

 また、LANケーブルはCat.6ケーブルでもCat.5eケーブルでも差はありませんでした。
リンク速度もどちらも5Gbpsとなっていました。(Windows 11のバグで705Mbpsと表示されますが…)